草刈りの一番忙しい時期に入りますが、刈払機の手入れはきちんとできているでしょうか?
もしかすると、刃が劣化していることもあるかもしれません。 草刈りの効率が悪くなるため、ぜひ新しいものに交換しておきたいところです。
刈払機には刃の種類がいくつかありますが、どうやって替刃を選んでいいかわからない、という方も少なくないでしょう。 そのため、この記事では替刃の選び方について具体的にご紹介しています。
刈払機の替刃の種類と特徴について

替刃の選び方をご紹介する前に、まずは刈払機の刃にはどのような種類があるか、ご紹介していきます。それぞれ特徴が異なるため、 草刈りシーンに合わせて使い分けをしましょう。
主な種類は下記の3種類です。
・チップソー
・金属刃
・ナイロンカッター
それでは3つの特徴について解説をします。
チップソー

チップソーは円盤状の刃の先端に金属チップが取り付けられている刃のことです。 固い小枝から柔らかい雑草まで刈ることができるため、あらゆる場面で活躍することができます。
金属チップにもいくつか種類があり、アルミやステンレスなど、 刈る対象によって使い分けをすることも可能です。
金属刃

金属刃は2〜8枚の金属の刃によって出来ています。チップソーと比べてコスパもよく、研磨することで長く使えることが特徴です。
刃の枚数が多くなるほど硬い草や小枝を刈る場合に向いていますが、金属刃は硬いものにぶつかった時に反動が大きくなるというデメリットもあります。特に2枚刃の使用は一部の地域によっては禁止されていることがあるため、使用には十分な注意が必要です。
ナイロンカッター

ナイロンカッターは柔らかい草を刈る場合の使用に適しています。
障害物にぶつかっても反動が小さいため、周囲の安全性を考慮して使用することができます。しかし小石などがぶつかった際に飛び散る可能性があるため、防護ゴーグルや飛散防止カバーなどを活用しましょう。
ナイロン製のコードは太さや形もいくつかあるため、目的に合わせて使い分けることが大切です。
【種類別】刈払機の替刃の選び方

それでは替刃の選び方について、それぞれご紹介していきます。
同じ種類の刃でもサイズや形状などに違いがあるため、利用するシーンに合わせて使い分けをすることを覚えておきましょう。
チップソーの替刃を選ぶポイント
・刃のサイズ
・刃の形状
・チップの埋め込みタイプ
チップソーの替刃を選ぶポイントは上記の通りです。
サイズは主に2種類あり、「9インチ」と「10インチ」のタイプに分かれます。刈払機の出力の大きさに合わせて、サイズを使い分けしましょう。
出力が小さいのに大きなサイズの替刃を取り付けてしまうと、パワーが足りず草刈りの効率が落ちてしまいます。
刃の形状も「片刃」「両刃」や、チップが交互に飛び出している「千鳥刃」などに分かれます。
片刃であれば刈る方向を一定に揃えることができ、草の飛び散りも少なく綺麗に刈ることができます。
両刃は草だけでなく雑木を刈る場合にも適しており、草の絡みが少ないことが特徴です。
そして千鳥刃は切れ味がよく、草や雑木、竹などを刈ることができます。
このように、チップの埋め込み方や刃先の材質などによって性能や耐久性は大きく変わります。利用するシーンに合わせて使い分けをすると良いでしょう。
金属刃の替刃を選ぶポイント
金属刃の場合は、利用目的に合った刃の枚数の替刃を選ぶことが大切です。2〜8枚の金属刃に分かれていますが、枚数が多ければ良いというわけではありません。
刃の枚数が少ないほど広い範囲を刈ることができるため、効率よく作業を行うことができます。
しかし前述した通り、金属刃は硬いものにぶつかった時の反動が大きいことが特徴です。特特に2枚刃の場合はその傾向が強いため、地域によって使用が禁止されていないかなど確認をしましょう。
一般的に金属刃は使い慣れた人におすすめですが、初めて金属刃を使う場合は8枚刃から使ってみることをおすすめします。
ナイロンカッターの替刃を選ぶポイント
・ナイロンコードの太さ
・ナイロンコードの形状
・消耗したコードの交換方法
ナイロンカッターの替刃を選ぶポイントは上記の通りです。
ナイロンコードには太さの種類がいくつかあり、主に2mmと4mmのコードが多いです。中には7mmといった太めのコードもあることを覚えておくと良いでしょう。
太いコードほど長持ちするのですが、出力の小さな刈払機だとうまく草を刈ることができず、さらに刈払機の寿命まで縮めてしまうことにつながります。
次にナイロンコードの形状によって選ぶポイントが分かれます。
一般的に丸型や角形のコードが多いですが、中には星形といった特殊な形状をしたコードもあります。丸型よりも角形などの角のある形状の方が切れ味は優れていますが、耐久性は丸型の方が優れているという特徴があります。
最後にコードの交換方法については、手動と自動の方法に分かれています。手動式は交換時に刈払機を停止してコードの交換を行いますが、自動式であればコードが短くなる自動で交換できるため効率よく作業を行うことが可能です。
刈払機の出力やどのような草を刈るかなどで、交換するナイロンコードを選びましょう。
替刃を交換して安全に作業を行いましょう

草刈りは替刃によって、効率は大きく変わります。使用場所や草の種類によって替刃を使い分けることが大切で、また刈払機の出力の大きさによっても替刃のサイズなどを考慮する必要があります。
適切な替刃を使用することで草刈りの効率を向上できるだけでなく、安全な作業を行うことにもつながります。
古くなった刃は研磨したり交換したりするなど、しっかりとメンテナンスをしていきましょう。
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